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2022年9月11日日曜日

220911 ママチャリの前照灯をモバイルバッテリー化しました

こんにちはHousukeです。


前々回の “220508 ママチャリを整備しましたⅤ/散歩(ポタリング)をしたくなる自転車 後編”で整備をご紹介したブリヂストン RoadStarです。
今回のテーマである『前照灯のモバイルバッテリー化』と、まだ不満な点が残っていたので合わせて整備しました。
(前々回ではモバイルバッテリー+太陽光パネルを使う予定でしたが、購入してテストをしてみましたら、発電の具合がイメージと違ったので、モバイルバッテリーだけを使うようにしました。)


🐎 部品の手配 🐎
我が家の自転車は雨ざらしなので、電池などを収納する箱やSWは、きっちり防水する必要があります。一方、そんなにお金をかけたくないフトコロ事情もあるので、手ごろな値段のパーツで作ってみて、問題があればまた考えることにしました。

《前照灯 マグボーイ 籠下用》
パーツダイレクトPayPayモール店 1,080円(まとめ買いで送料無し)


《モバイルバッテリー 5000mA》
百円ショップ(ダイソー) 550


《防水オートバイトレイル ツールボックス》
Amazon 1,094Prime


《防水丸型ロッカートグルSW ×6個》
Amazon 999円 Prime

《サムコス マジック結束バンド 幅15mm×長さ5m》
Amazon 373円 Prime
 
🐎 加工・組立 🐎
- ツールボックスにSWを取付る穴をあける -
ステップドリルで概ね径20㎜の穴をあけてSWを挿し込みました。

- PLを点滅させる回路を作成 -
今回購入した防水SWにはPL(パイロットランプ)が付いていますが、ただ点灯させただけでは面白くないので、PLを点滅させることにしました。
PLを点滅させる回路は、古典的なトランジスタを使ったフリップフロップ回路を使いました。
点滅する速度は、2回/秒くらいです。電解コンデンサー10μFを小さい値のものにすると点滅が早くなります。
SWには “ON-OFF”するライン(銀色×2)と、そのON側に繋がったPL(金色×1)の3つの端子があります。PLは無極性で、⊕⊖関係なく点灯します。一応 1KΩの抵抗を入れましたが、電源(~24V)に直に繋げても大丈夫なようです。
SWの取付箇所の隙間は、防水のため “ボンドG17”を 2度塗りしました。

- 配線と動作テスト -

PLが点滅する機能が不要ならば、1KΩへ繋がっている配線を電池の⊖に繋いてください。PLが点きっぱなしになります。

点滅用のフリップフリップ回路基板は、絶縁と耐振動のために黒いヒメロンテープを巻きました。モバイルバッテリーには、耐振動のために5㎜厚のEPDMスポンジを巻いています。

前照灯に流れる電流は実測値で500[mA]でした。モバイルバッテリーの容量はカタログ値で 5000[mA/h]ということなので、10時間は連続して点灯できる計算になります。ピンク色の筒状のものは、予備のモバイルバッテリー1200[mA/h]です。

- ツールボックスを前カゴに取付 -
 バッテリーや回路基板を格納したツールボックスを、サムコスのマジック結束バンドをたすき掛けにして、前カゴの内側にくくり付けました。


🐎 不備だった箇所を再整備 🐎
 前々回の整備で、不備だった箇所がいくつかあったので再整備しました。
 
 - BB(ボトムブラケット)を交換 -
整備着手当初 知識不足で、BBはシェル幅が合えば良いだろうと考えて、軸長107mmのものをテキトウに購入して取付けてしまいました。
そうしたら...
 ギアとフレームのクリアランスが数ミリ 
軸長が短かったようで、ギアとフレームのクリアランスが数ミリしかありません。ギアガード付きのクランクなのですが、内側のギアガードを外して取付けていました。
また、ペダルに乗せた足先が前輪のどろ除けに当って転倒する危険がある😅、という致命的な問題の原因にもなっていました。

今回、軸長107mmのBBを、VPシリーズ(Amazon)で手に入る中で軸長が一番長い122.5mmのものに交換しました。
 107mmと122.5mmの比較  
 交換後 
内側のギアガードが取付けられるようになり、足先が前輪にあたる問題も解消しました。
クランクも、暫定で付けた 165mm長から、当初の 170mm長に戻しました。

 - ハンドルポスト交換 -
 ハンドルをオリジナルのライザーバータイプからプロムナードタイプに変えたことが原因だと思いますが、ハンドルのグリップが手前(体に近い)すぎて窮屈に感じていました。そこで、ハンドルが前方へ行くように、ハンドルポストを画像のようなネックが長い80mmに交換しました。(交換前は40mm)
乗り降りがスムースになり、不思議なくらいペダルに力が入るようにようになりました。

ついでにグリップも、最近出回っている手にやさしいショックを吸収してくれるというものに変えました。手のひらで受ける面積が大きいので楽になりました。硬い材質のゴムなので長持ちしそうな感じがします。また、ネジ止め式なので取付や調整が容易です。
 

🐎 まとめ 🐎
今回の追加の整備で、ほぼ満足できる出来になりました。
 整備前 
 整備後 
ギア比をオリジナルの 3.24(34÷14)から 約3%増の 3.33(40÷16)にしてみましたが、体感的には数値以上に速くなった感じです。ちなみに最近の競輪のギア比は4.00未満に定められているいるそうです。
一番の出来は、モバイルバッテリーバッテリー化した前照灯が、漕ぎ方に関係なくフルパワー(2.5W)で点灯するようになったことです。夜間の走行が格段に安心で楽になりました。
モバイルバッテリーを入れたツールボックスの防水性能などについては、2~3回 数か月程乗ってみましたが、その間台風の雨風にも見舞われながらも水漏れなどの問題は発生していません。


🚲 部品・工具の注文先と値段の一覧 🚲
P :Yahooショッピング(自転車パーツの専門店)
A :Amazon
Y :Yahooオークション
H :百円ショップ(価格は税抜き)
M :メルカリ

  1.P-前照灯 マグボーイ 籠下用 1,080
  2.H-モバイルバッテリー 5000mA 550
  3.A-防水オートバイ トレイルツール 1,094Prime
  4.A-防水丸型ロッカートグルSW ×6個 999円 Prime
  5.A-サムコス マジック結束バンド 幅15mm×長さ5m 373円 Prime
  6.A-ブリヂストン マルシェットバスケット BK-MCT 3,091円 Prime
  7.A-WAKI EPDMスポンジゴム 5㎜×200㎜×200㎜ 190Prime
  8.Y-電解コンデンサー 10μF 16V 4個 130円 送料 84
  9.Y-トランジスター 2SC1815-Y 10個 180円 送料 84
10.Y-トランジスター 2SB435-Y 2個 190円 送料 84
11.A-Youmile 600個 金属皮膜抵抗セット(1Ω~10MΩ) 599円 Prime
12.M-モバイルバッテリー 1200mA 300円 送料込
13.A-VP ボトムブラケット BC73/68-122.5mm  1,320円 Prime
14.A-CXWXC エルゴグリップ 1,480円 Prime
15.A-UPANBIKE ハンドルポスト 80mm×220mm アルミ 1,799円 Prime
16.A-ステップドリル 2本セット4-22mm 3-13mm 699円 Prime
17.H-ボンドG17 100

240729 ママチャリ HowEver号 46Tクランク、BB(ボトムブラケット)、ハンドルポスト交換、前照灯リムダイナモ化

こんにちはHouskeです。 12年前にヤフオクで落札したメーカー不明のママチャリ HowEver号です。 2年前に整備をしたのですが、『スピードが遅い』、『ライトのダイナモが重い』などの不満な点が出てきました。 前回のやり残したことも合わせて再整備をしました。 🗿再整備 ① ...